ホワイトカラー
英会話フレーズ集

「Go=行く」じゃないって?!【ホワイトカラー】

「Go=行く」じゃないって、どういうこと?!と思った方へ

別に否定してるわけじゃないんです、goの「行く」という意味を。

ただ、「行く」だけじゃない、という意味です。

日本語でもそうであるように、単語というのは、意味が一つしかないとは限らないんですね。

そう考えると、英単語でも意味が複数あるものもあるのは自然なことと、お分かりですね?

覚えておいてほしいのは、基本的にgoは「進む」というイメージです。

どこかでgoが出てきたら、この「進む」イメージを念頭に置いて、聞いてみてください。

「ホワイトカラー」ってどんなドラマ?

まずは、「go」を使うシーンの紹介の前に、アメリカのドラマ「ホワイトカラー」について。

「ホワイトカラー」とは、FBIの知能犯(White collar crime)専門チームのことなのですが、

このドラマの面白いところは、主人公2人のうちの片方であるニールが、

実は捜査官ではなく天才詐欺師であり、事情があって捜査に協力するのですが、

誰よりも冴えたアイデアで容疑者の逮捕に導いたりするほど頭もよく(←知能犯ですから)、

知識も豊富で、且つ洗練されたイケメンであることです。

「〜(の状態)になる」go

今日は、Season1 Episode2から、2種類の「go」をご紹介します。

ある事件の証人である女性が、事情聴取に応じて捜査官たちに、自分の見た(聞いた)ことを話していいます。

「(私が隠れていたら)2人の男が怒鳴り始めて・・・」の次の展開を説明する言うセリフ↓

“Then suddenly, everything went very quiet.

ここでのgo(went)を「行く」と訳してしまうと、

「そして突然、すべてが静かに行った」となり、不自然ですね。

このgoは、「〜(の状態)になる」という意味で、使われています。

ですから、「そして突然、辺りが静かになったの。」というニュアンスです。

<例>

Oh no, I’m going bald!

なんてこった、僕はハゲちゃうよ。

「音を立てる」表現のgo

同じepisode2の後半で、今度は容疑者が女性を人質に取り、

女性を救い出そうとする捜査官に向かって、

その女性のベルトに爆弾を仕掛けていることを伝えるシーン。

「俺の言う通りにしなければ、」の続きとして言う容疑者のセリフ↓

She goes…boooom!

ここも、彼女がboooomという場所か何かに「行く」のではなく、

「バン!と爆発するぞ」と言っているのです(boooom!は、爆発音の擬音語ですね)。

goの後にこのような擬音語などを持ってくることで、

「鳴く」「音を立てる」表現にすることができます。

その他のgo

goは他にも、色々な意味で使われます。

「物事の状況や進行具合を表す」go

<例>

How did your first date go?

It went great!

(初デート、どうだった?

うまく行ったよ!)

↑のyour first dateを、the meetingやthe projectに置き換えると、ビジネスでも使えますよ。

“How’s it going?” を聞いたことがある人もいるでしょう。

これは、最近の状況を訊ねる、挨拶のようなフレーズです。

ここのgoingも、「どう(うまく)行ってるか?」という意味合いですね。

「言う」を表すgo

<例>

I tried to make my 7-year old son eat carrot yesterday, and he goes,

“I won’t eat it. I don’t need lunch if I have to eat it!”.

So I go, “If you don’t eat lunch, then you’re not gonna have any snack for the next 3 days.” 

(昨日、7歳の息子に人参を食べさせようとしたら、「食べない。人参食べなきゃいけないんなら、お昼ごはん要らない!」って言うのよ。

だらか私、言ったの。「お昼ごはん食べないなら、3日間おやつナシよ」って。)

こういう風に、会話の流れややり取りを説明する時、過去の話をしているので、

もちろんgoを過去形のwentにしてもいいのですが、こんな時は実は現在形のままでもいいのです。

日本語でも↑の訳のように、「~~って言うのよ。」と、過去の話であっても現在形で「言う」と言うことがあるのと同じです。

いかがでしたか。ぜひ、これらのシーンごと頭に入れて、使ってみてください! Goには、実はほかにも違った使い方があるのですが、それはまた、別の機会にご紹介しましょう。